貴宮さまより

 素晴らしい文章を頂いてしまいましたぎゃあああああああああ！！！！
そうそうPC用ブログの方のテンプレ変更してみたんですがどうでしょうか、ってそんなんどうでもいいぎゃああああああああああアッーーーー！！！！！　し　ぬ　！！！！
うるさくてすいません。でもこれ…これ…！！しぬ！！！（うるさい）

マイナーCPっていいよね！との名言とともに、にこやかに貴宮さんが送ってくださったんですがあの方は私を萌え殺す気ですね、わかります。
今回掲載の許可を貴宮さん（神）からいただいたので、ありがたく惜しみなく載せようと思います。ウヒョウ！

なんとCPは香英です（ギャン）


下の続きリンクからどうぞ！

◇◇◇








薄暗い執務室の中、窓を背に立っている彼の人はどんな表情をしているのだろうか。
夜も深い時間帯なはずであるのに、外はいやに明るくて。

ばらばらと、
咲いては零れる焔の花びらが、彼の人のくすんだような金糸に反射する様は、いっそ見事としか讃えようがなかった。

ただ、その逆光のせいで、彼の人の表情を窺い知ることができなかったのだけれど。




「おめでとう」



かつん、
上質の革靴が床にぶつかって、固い音が響いた。
ゆるゆると顔を上げると、碧の瞳をうっそりと細めて。
光源はそちらにあるというのに、まるで眩しいものでも眺めているかのように、彼の人の翡翠がこちらを映していた。



「――おめでとう、香港」




そう、ただ一言だけ、添えて。


すぐに瞳は逸らされて、
かつん、
またあの固い靴音を鳴らして、窓辺から離れる。
そのまま脇をすり抜けて部屋から出て行こうとする彼の人の腕を掴んだのは、おそらく反射。

弾かれたようにこちらを振り返った碧には、極彩色の花火が散っていた。




「英国…我が主、お願いです、どうか私を捨てないでください、私を主とともに在らせてください…！」

「…捨てる、わけじゃ、ない。ただ、中国のところの方がおまえにとって、」


「…ッ、それでも！」




外からは、盛大な花火に飾られた国民の騒ぐ声がする。

百と五十五年の長きの間、この大国の緩やかな支配の下にあった。
それが今日、ようやっと、その干渉を打ち切ることができたのだ。
どうしてそれを、喜ばずにいられようか。
どうしてそれを喜ぶのを非難できようか。


外からは、盛大な花火に飾られた国民の騒ぐ声がする。

――自分が　香港　という、ひとつの島であるのなら。


なぜ私の自我は、私の国民に、私の愛しいこどもたちの逸る心に引きずられてはくれなかったのだろう。




「それでも」

「わたしは、」


「我が主と一緒に在りたいのです…」








≫≫≫時計は止まってしまったの





これはなにかの罰ですかだってこんなに胸が苦しい








END　　１９９７年７月１日　香港島返還



















◇◇◇

ホンギャギャギャギャもえええええええええええええええ！！！！！！
すいませんホント雰囲気ブチ壊しですいません…でもこれ、アカンだろ…？
こんな神文章頂いておいて何故私は生きていられるのか不思議です。（萌え死的な意味で）
ほんこん…眉毛…なんという新開拓か。
私もいつかこんな素晴らしい文章書けたらなと思っているのですが、たぶん今生では無理です／（＾ｐ＾）＼

というか、本当に頂いてしまってよかったんでしょうか…私なんかにもったいない！！
本当に、ありがとうございます…！
この境地と萌えを教えてくださった貴宮さまに最大級の感謝を！！！